旅行記17 ロンシャンの礼拝堂 ル・コルビュジェ

9月29日
昨晩は日が暮れてからディジョンについた。宿がなかなか見つからなかったけど、古い邸宅を改装したような良い雰囲気のホテルに泊まることができた。朝7時半チェックアウト。1泊しかとれなかったのでバックパックで駅へ。窓口まだ人少なくベルフォールまでのチケット購入。8時20分発。途中ブザンソンとういう街で乗換となる。待ち合わせの間今夜の宿をどこにするか考え、時間もないので今夜はパリまで行くことに決めた。深夜のパリをうろつくのは嫌なので公衆電話から安宿へ予約の電話。たどたどしい英語でクレジットカード番号伝えなんとかパリで3泊確保でき安心する。あとは帰るだけだ。
13時前ベルフォール着。駅前に停まっていたタクシーに声をかける。ロンシャンまでいくらか聞くと36ユーロだという。ちょっと高いけどあきらめて乗せてもらった。ロンシャンの村までたどり着いたときにタクシードライバーがフロントガラスの前方を指差すので見ると山の頂に白いロンシャンの礼拝堂が見えた。
こういうロケーションはなかなか無いと思う。村から見える白いロンシャンの礼拝堂のシルエットはやさしいマリア像みたいに村人の信仰の対象となっているような気がした。実は僕はロンシャンについてはあまり期待していなかった。造形的なガランドウというくらいにしか思ってなかった。でも実際に訪れてみてロンシャンはとても大人っぽい建築だなあと思った。見る方向でまったく異なる表情を見せる立面は風景や内部に抱え込んだ空洞の存在と結びついている。内部には敷地なりの床の勾配、天井の勾配、天井のヴォリューム、塔の持つ高さ方向と壁の関係などがあって、想像よりずっと複雑で囲み方のうまさみたいなものを感じた。
そして光が入ってくる。光にもいろんな種類があることを教えてくれた。同じ開口からも、いろんな光が入ってきた。


ロンシャンの礼拝堂。

天井が一番高くなるところ。壁もいっきに駆け上る。

水を造型化するところ。ロンシャンの屋根は大きな集水器。

この丘は古い時代からの巡礼地ということです。

風景に向かっているような壁。

ロンシャンの礼拝堂内部。壁の傾きも変化している。









ラ・メール。海。

ロンシャンのスケッチから。

同上。
備考
ロンシャンで出会った日本の学生の方はロンシャンの駅から徒歩で来ていました。帰りはベルフォールまでタクシーに誘いましたが、予定ではやはりロンシャンの駅まで歩き夕方の便でパリまで戻るつもりだったそうです。ローカル線の時刻や駅はトーマス・クックにも載っていないので僕は現地で調べましたが下サイトなどからも調べることはできるようです。駅名を入れて検索してみてください。ベルフォールとロンシャン間の時刻・運賃・列車番号なども調べることができます(日付時刻注意)。
http://www.voyages-sncf.com/

その他リンク 
http://www.galinsky.com/buildings/ronchamp/index.htm
http://www.ronchamp.fr/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A4%BC%E6%8B%9D%E5%A0%82




[旅行記] [ル・コルビュジェ]  
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%82%B8%E3%82%A8




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