総光寺の哲さん

奥出雲、総光寺の哲さんが新しい住職として新命を受けられた。お寺は開山600年という。
哲さんには学生時代、合田と一緒に松江で遊んでもらったりお世話になりました。
現代では無くなってしまったこと。名を受け継ぐということ。
そこには近代的な私というものは無い。個性や夢、自分らしさが大切だとされる現代。ときどき個性といわれるものが、フリーハンドで気まぐれに描かれた線みたいに、むしろ均質でたいくつなものに見えることがある。
本当の個性とは、圧倒的な形式の上に現れるものかもしれない。哲さんはその身体に新しい名を受け取られた。それは大変なことだと思う。
百姓の子供は百姓だった。代々名前も同じだった。風景の中に生きていた。

檀家やたくさんのお寺さんに見守られ行われた晋山結制式。
久しぶりにツッチーと遊んで楽しかった。出雲大社石見銀山に連れて行ってもらった。