2012-01-01から1年間の記事一覧

旅行記 06 ショーの製塩工場 Arc-et-Senans

02年8月29日 朝いつものように部屋でコーヒーを飲み 10時発 途中寄った小さな村で窓からおばあちゃんが何か話しかけてきたけど、フランス語でさっぱりわからなかった。きっと何か村の自慢をしてくれたのかもしれない。手を振って別れました。 アルケ…

旅行記 05 ヴィニョリー Vignory

02年8月28日 今日はプレロマネスクの教会を見るためにビニョリーへむかうことに。朝はゆっくり。ディジョン市街のサン・ベニーニュ教会のクリプトを再度覗く。そして出発の前にはじめての給油。セルフのガソリンスタンドへ入るも油種のディーゼルが見当…

「コミュニティデザイン」 「まちの幸福論」

ある公共建築のプロポーザルに参加、提案することがありました。そこで僕が計画の核としたのは、機能の無い大きな無駄な場所をなんとかつくれないかというものでした。そして内部と外部にまたがるその大きな無駄な場所を「広場」と名付けました。 しかし、そ…

カタチを「決めること」。

1996年。上京して建築の勉強を始めたころ。なんか建築家の話でも聞いてみようとでかけた講演会がありました。 ほとんど記憶だけで記述するので若干あいまいな点もありますが。 それは隈さんと理顕さんの対談形式の講演会でした。確かタイトルは「プログラ…

「共同性」について

昨晩んhkの「日本のジレンマ」という番組を寝ながら布団の中で夢うつつに見てました。 内容はよく覚えてないけど、卒業設計で考えたテーマを思い出したのでそのメモ。 卒業設計の概要。敷地は大久保の路地。プログラムは不法滞在者の収容施設と多国籍な市…

三徳山と倉吉のまちなみ

9月19日 朝7時過ぎ事務所を出発。広瀬を通り安来から山陰道、9号線と走り倉吉の手前、道の駅 北条公園でちょっと休憩。10時前三徳山着。 駐車場で車をとめて降りると、なんとなく空気がひんやりしていて、そして、なんだろう、空気がひんやりとして、ち…

旅行記 04 フォントネー Fontenay

02年 8月27日 8時半起床。今朝はゆっくり。いつものように携帯電気ポットで湯を沸かし3人でインスタントコーヒーを飲む。10時モーテル発。ディジョン市街散策。旧市街や市場に人があふれていて活気がある。都市内に人の集まる場所があると豊かだな…

旅行記 03 ディジョン Dijon

02年 8月26日 9時半起床。今朝は少しゆっくり。10時ヴェズレー出発。丸山さん運転。100kmの道のり、そしてディジョン市街地と運転は大変だったと思う。僕も少し慣れてきた。日本よりこちらの運転のほうが楽しい。 13時 ディジョン郊外着。 14…

旅行記 02 ヴェズレー Vézelay

02年 8月25日 この日はヴェズレーにも立ち寄っていました。メモは残ってなかったのですが、写真を撮っていましたので載せます。 このヴェズレーの丘に建つのがサント=マドレーヌ大聖堂 (Basilique Sainte-Madelaine) です。マグダラのマリアの遺骨がエ…

旅行記 01 ポンティニィ Pontigny

02年のフランスのロマネスク教会を巡る旅のフィルム写真を整理し始めたので記録としてアップしていきたいと思います。 ロマネスク教会は不思議な建築でした。素朴な民家のような佇まいと同時に、それに相反するような強い意志。それからキリスト教以前の古…

結ぶことほどくこと

泥壁の表情 すすで黒ずんだ泥壁。藁すさが見えます。 写真は横田にある民家の壁です。泥壁。 「そこには、建てることが結ぶことだという思想があった。結んだものはほどくことが出来る。・・・この結ぶことのソフトな技術を見事にみせてくれるのが、木舞土壁…

東光園

120803 大山町へ行った帰りに東光園で温泉につかりました。午後の早い時間帯だったので浴場も貸し切り状態。とても贅沢な時間を過ごせました。 東光園見れば見るほど不思議な建築です。RCの大胆な構造がそのままこの建築の佇まいになっていますが、RCと…

特殊建築物等定期調査業務

120702 お昼より松江にて開催された標記の講習会に参加しました。実はこの講習会は昨年に続き2回目です。前回熟睡して何も覚えていなかったので、今回はお昼を抜いて参加しました。細かいところは今回も覚えていませんが、大国さんの「既存不適格」の話が印…

小林さんへの返信

小林 澄夫 様 前略 「詩集 東北レイクエム」を送っていただき読ませていただきました。 今回もうちのおばあちゃんも読みたいと言って興味深く読んでいました。 発行数も限られたこのような貴重な本を送っていただいて本当にありがとうございます。 本来すぐ…

菅谷たたら

今日はおさそいをうけ、吉田の菅谷たたらへ。 この地には司馬遼太郎、岡本太郎、宮崎駿らを呼び寄せた高殿(たたら)建築が現存しています。近くに居ながら実は初めて訪れました。この夏から大規模改修に入るとのことだったので、ちょうどよい機会となりまし…

120622

仕事場のある小住宅。 ドマ・ミセ(仕事場)とヘヤ(居室)を立体的に組み合わせた住宅のスタディ模型。 コルビュジェのドミノをもう一度勉強すること。 S造です。原則として柱は軸力のみ。水平力はコアが受ける為、1階に壁は要りません。

島根県立美術館

今日は島根県立美術館について。 菊竹さんの後半の仕事は賛否分かれるようですが、県立美術館はとてもいい建築だと思います。 9号線沿いの立面は比較的高く、ビルが建ち並ぶ都市的景観に合わせるような素っ気ない四角い塊のようにみえます。 一転して宍道湖…

「アーキテクチャ」

今更だけど思想地図voi.3「アーキテクチャ」(東浩紀・北田暁大 編)を読みました。そして木綿街道ブックマーケットでたまたま見つけた「フーコー 知と権力」(桜井哲夫著 2003年 講談社)も合わせて読みました(拾い読み程度だけど)。以下、それらの感想と…

120330

架構とボリュームに、もう少しズレがあったら面白いかなあ。 特に新しいことは何も無いですが、大きな屋根(木の架構)で覆われた領域と壁による分節。それはこの積雪地域での僕の設計の考え方のひとつになるのかなという気がしています。大げさに言えばコル…

スケッチ_120324

ブログが全然かけてない。 仕事のせいにしてたけど、文章を書くことは続けたいので、少しづつでも継続していきたいと思います。

20120211_12

11日 8時半 鳥上消防格納庫現場。材料搬入確認。 10時 林原現場。壁下地、防火上主要な間仕切壁石こうボード張り。 13時 大東にて久びさにマッサージ。慢性的な肩こりは治らない。 18時半 多岐にてパーティー。会場近くでネットで見つけた「ビジネ…

地域社会圏主義

山本理顕著「地域社会圏主義」を読んでみました。僕にとっては山本理顕さんの文章は、小さな現代建築の世界を飛び出して俯瞰的に社会と建築の関係を眺める視点を提供してくれるものです。こんな建築家は他に思い当たりません。 山本理顕さん(以下山本)の「…