2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

建築のトポロジー_02 / お彼岸

お彼岸。 太陽が真東から昇り真西へと沈む、春分の日・秋分の日は、この世(此岸)とあの世(彼岸)が地続きになる日。 建築の本質は境界をどうつくるか、ということだと考えてみます。 その境界をきっかけにして内部と外部が生まれます。 境界は何か特別な…

江津市庁舎

石州瓦工業組合主催の竹原 義二さん講演会「風土が生み出す瓦」へ。 竹原先生の言葉を聞いていて、現代の建築が失ったもののことを想いました。そのひとつが「時間」。つくる時間、その場所に在り続ける「時間」。 今の建築は簡単に、なるべく簡単につくる(…

「国家」とは何か

グローバル化が進めば進むほど、ロシア、中国はもちろん欧米をはじめとして(日本も)自国優先主義が目立つように見えるのはどうしてでしょうか。(自国だけで世界(経済社会)は完結しないのに、、 「国家」とは何でしょうか? いっそのこと無くせないのか…

「石橋」

「石橋(しゃっきょう)」 「仏跡を廻り唐の清涼山(しょうりょうせん)に到った寂昭法師が現世と浄土をつなぐ石橋を渡ろうとすると、木こりの老人が現れ「この橋は幅が一尺に満たず、長さは三丈を超え、谷は深く、容易に人間が渡れるものではない」と制止し…