新宿の空 / 20世紀的新宿と21世紀的新宿 / 坂倉準三と丹下健三

日曜美術館を観て思い出しました。
坂倉準三さんの新宿駅西口広場。
上へ伸びる西口の高層ビル群と対照的に、地下に向かって開いた孔みたいです。
この孔から眺める西新宿の空と高層ビル群の風景が好きでした。
 
 
 

坂倉準三さんの新宿駅西口広場につづいて、新宿と言えば、丹下健三さんの東京都庁舎。
西口広場とは異なるけど、ブレードランナーに出て来そうな21世紀的なスーパースケールの都市空間。
ただ、広場と言うには、ひとの賑わいが感じられず、寂しい感じがします。
こんなぶっとんだスケールのなかに、生々しく蠢く人の営みがもっとあったらとても良かったのに、と思いました。人が集まる場所。それが都市のはずですよね。
20年前の写真です。
 

高架下。鉄の高架がつくりだす土木的スケールと陰影。