今日はおさそいをうけ、吉田の菅谷たたらへ。
この地には司馬遼太郎、岡本太郎、宮崎駿らを呼び寄せた高殿（たたら）建築が現存しています。
近くに居ながら実は初めて訪れました。この夏から大規模改修に入るとのことだったので、ちょうどよい機会となりました。
大きな屋根のフォルム。屋根だけといってもいいくらいの大屋根。大屋根を支える四本の主柱。そして土間。
これはまさしく竪穴住居の系統だと思われます。現存する屋根は隅木に垂木を架け渡した小屋組ですが、もともとは竪穴住居のように放射状に垂木が架けられていたと想像できます。
高殿だけでなく、周囲の環境がとてもよかったです。鉄分の影響か、赤味のある岩が点在する小さな清流が流れています。
この川の流れは風の通り道でもあったそうです。その風が高殿の屋根をかけ上がり、高殿の上から炎を舞いあがらせたそうです。
こけら葺きの大屋根
神聖ささえ感じる四本の主柱。
元小屋のスケッチ
