日用品にCO2排出量表示

日用品にCO2排出量表示というニュースをネットで見た。
CO2排出量って何だろうか。
ポテチだったら?
ポテトを加工したり加熱したりする為のエネルギーは当然含まれるだろう。厳密にはポテトを栽培する為に必要なCO2排出量だって入れる必要がある。つまり人間の労働力や機械の動力によるCO2排出量、水などを供給する為のコスト(確かコストの量はCO2排出量と比例したはず)など。二次的にはポテトを育てる為の農薬や肥料を生産、輸送する為のエネルギーも必要。農作物がお金になるからって森を伐採し畑をつくったことによるCO2負荷増も含まれたりするのだろうか。もちろん商品の包装の原料、生産におけるCO2排出量、廃棄にかかるCO2排出量も・・などなど思いつくまま並べていくときりがない・・。
CO2排出量って言葉でいうのは簡単だけど、すべての物質とエネルギーの流れは完結したものじゃなくて、大きな流れとつながっているから、単体の商品を取り出してCO2排出量を表示するっていうのはある意味嘘なんだよね。きっと。
でもねらいがそういう意識を消費者にもってもらうということなら、意味があるのかもしれない。
いっそのこと建築にも表示してみる?
木質系の建築のいいところは、その存在そのものが炭素のストックになっているということ。ただし、森林資源の炭素同化を促すような建材の流通のしくみが今の日本にはない。








にほんブログ村 住まいブログへ



住まいるブログランキング 住まいの総合情報サイト