不条理な大人達

秋葉原の事件などで感じたこと。
社会から見捨てられたような感覚が一部の若者を追い詰めることがあるんだろうか。
現代の大人は子供に対して物分りが良すぎる気がする。
僕が子供の頃の大人を今思い出すと、不条理な大人が多かった。その日の気分で子供を殴る大人や、あからさまな差別の横行。酒に酔って暴れるオヤジ。生徒の裸を写真に撮るような学校の先生もいた。
でもそれに対して疑問に思うことはなかった。そんなもんだと思っていたから。大人はいつか自分たちが乗り越えるべき存在だった。大きな壁であり、時には敵であり、そして無条件に尊敬の対象でした。
でも今は子供と大人が対等。
成長の過程で子供は大人に対して(無意識の内部で)対決をしなくてすむ。そうすると本当の対決をしなきゃいけないとき(仕事をとってくるとか)に社会から見捨てられたような感覚に襲われるんじゃないだろうか。

サッカーを通じて小学生や高校生と接することがあるけど、みんな素直で元気があっていい。だから僕はあまり悲観してるわけじゃないけどね。

駅前におしゃれなインテリアショップやアパレルショップが建ち並ぶ新しい街。計画されつくした住宅地。こういう住む人間と関係なく(商品的な)イメージでつくられた場所もあやうい感じはする。街もまた物分りが良すぎるというか、薄っぺらになってきた。








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