渡御祭

12年に1度の船祭りホーランエンヤが始まりました。今日は松江城内に祀られた稲荷神社の御心霊を神輿船で10km離れた阿太加神社までお連れする渡御祭でした。
船を人力で漕ぐといういたってシンプルな動作も、形式的な船の上の舞いも、祭りの持つ身体性。からだのリズムを感じさせてくれます。川や湖が活動の場、劇場の舞台になるという感覚は、とてもおもしろいと思いました。現代の日本が失った都市空間の祝祭性が水上にほんの少しだけまぼろしみたいに現れたような気がしました。

奥のほうに神輿の乗った船が見えます。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051601000299.html