メモ101025

8時連絡その他。9時調べ物、問い合わせ他。
10時過ぎ三成現場。足場が組まれていて屋根屋さんが既存樋金物を撤去していた。今日も雨模様。
布勢現場へ立ち寄り帰宅。
13時 松江合同庁舎にて「木造住宅の耐震診断に関する講習会」受講。お昼ごはんも食べて、これまた睡魔との闘いとなる。
基準法上、一般的な木造は面としての耐力壁で耐震性を確保します。本来木造の接合部は柔らかいピン接合のはずなのに、それを金物で強引に固めて壁を構成するから、軸組みといいながら壁構造になってしまいます。それは柱や梁でつくられる木造の魅力を消してしまう造り方だと思います。本当のことを言えば木造、非木造に関わらず柱・梁で構成される構造に壁をつくること自体ナンセンスです。(といいながら手っとり早いからその考え方で設計するんだけど)。
今回の講習会で興味を持ったのは伝統的な工法でつくられた木造住宅についても耐震診断の考え方が示されていたこと。金物で固める現代の工法と異なる伝統的な木造がもつねばり、動く特性を考慮して耐震性を考えるというものでした。
計算はより面倒なものになるけど、そういう柔軟な考え方で木造の耐震設計が成されることも大切だと思いました。



どーーーん。伝統的な木造の民家。ナウシカにでてくるオームみたいな存在感。

柱の足元は腐るので器用に継いであります。こうした更新性が本来の木造の良さでした。菊竹さんのメタボリズムも木造の取替可能性から生まれた考え方です。




伝統的な日本の民家は増改築は繰り返すけど、母屋の主構造はだいたい300年は持ったそうです。
現代の建築は鉄筋コンクリートでも100年持ちません。








にほんブログ村 住まいブログへ



住まいるブログランキング 住まいの総合情報サイト