春の空気

松江での大学時代、それは春でした。夜中に下宿の外のいつもの自動販売機で缶コーヒーを買うのが好きでした。自動販売機の蛍光灯の光の向こう、キンモクセイのにおいに包まれた春の夜の暗闇に、あてもないまだ見ぬ未来の膨大な時間の予感を感じたことを覚えています。それはとても幸せな感覚でした。

まだ見ぬ時間が待っている。

あてどなくワクワクしました。 不安ではなくて。

 

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戸山公演