午前中出雲にて夫婦そろって健康診断。世間はコロナウィルス騒動で落ち着かず。
一応ホワイトデーということもあり、木綿街道のトラットリア 814 でイタリアンのランチ。僕は食には全くもって疎いのですが、このお店は本当に美味しいです。
今日も前菜、パスタとも大満足。
その足で思い立ち平田図書館へ立ち寄りました。
寺本さん有光さんの建築です。僕にとって島根で建築家と言えばこのお二人です。
切妻型のリニアなシャフトを並べることで、この公共建築に必要とされるヴォリュームを穏やかに分節し、街並みと(記憶の中の街並みとも)連続性を持つスケールに抑えてあります。
エントランスの吹抜けは立体的な回廊のようです。階段、通路と螺旋状に上っていくような力強い構え。手摺ひとつとってみてもコンクリートの塊とバランスをとったデザインの密度。
そして家型のシャフトの内部は光を透過拡散させる装置としてのヴォールト天井。自然光の取り入れ方も大切なテーマとなっているようでした。
チャレンジする気持ちをこの建築から教わったような気がしました。
いつもポジティブであること。
手探りで建築を生み出すことはタフは仕事です。しかもこのような大きな公共建築では失敗も許されません。僕もがんばろうと思えました。
平田図書館
トラットリア 814
このお店のリノベ工事にボランティアで漆喰塗りに参加したことを思いだしました。