建築文化 1996年 10月号

ちょうど僕が東京の早稲田大学専門学校(現:芸術学校)に入学した年、1996年。その年の秋には池袋の「セゾン美術館」で「ル・コルビュジエ展」が開催されました。そして建築文化10月号ではル・コルビュジエ特集が組まれました。まだ自分自身建築が好きかどうかもわからないようなときでした。この特集号はそののちバイト先で見つけ、友達と一緒によく眺めていました。雑誌の中にたくさん掲載されたスケールの入った平面図は貴重だったので、それをトレースしようとバイト先でコピーしたのを覚えています。
たまたまネット上の古本屋で見つけたので今回もう一度手にしてみました。なかに目新しい情報があるわけじゃないけど、学生時代に眺めていた雑誌というものは、やっぱり大切だと思いました。そのころの気持ちを忘れない為に。
ちなみに1996年から1997年にかけての建築文化は結構好きでした。
それにしても、90年代が少し前に終ったと思ってたら、0年代もすでに終盤。おそろしい。