どんぐり姉妹

「私たちはサイトの中にしか、
存在しない姉妹です。
私たちにいつでもメールをください。
時間はかかっても、お返事をします。」
とめどなく広がる人生で、自分を見失わないように。気持ちが少し楽になる居場所(サイト)、それが「どんぐり姉妹」。






よしもとばななの「どんぐり姉妹」を読みました。
この物語を読んで、たわいない日常のなかにしか、とりかえしのつかないせつなさを含んだ、自分の存在の拠りどころがないことに気付かされました。たわいない日常、たわいない会話がわたしたちの命をささえてくれていることを。
夢と現実、過去や現在、そしてサイトの世界。パラレルな世界が深い場所で関係を持ちながら存在し、ときにまじりあう。初恋の人が街とまじりあう。自分が溶けて風景の一部になる。そういう感じ。
人は時間や場所、生死を越えて無意識の世界で通じあっていることを感じることができました。








04年初冬 新宿駅東口


06年春 砧公園 


06年夏 逗子


07年夏 渋谷





どんぐり姉妹

どんぐり姉妹





『どんぐり姉妹』をめぐる10の質問
http://www.honeyee.com/feature/2011/banana_yoshimoto/









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