メモ100302

ウチの家に居た老犬と老ネコが3月2日の朝、死にました。
10日ほど前から老ネコが体調を崩し、何も食べることができなくなりました。後を追うように数日後には老犬が寝たきりになりました。
老犬はときどき死と苦しみにおびえているように見えました。そんな老犬の気持ちを察してか、やせ細った老ネコが最後の体力をふりしぼって、じっと老犬に寄りそってやることがありました。
老犬と老ネコは同じ日の朝一緒に息をひきとっていました。老犬と老ネコは十数年一緒に居たので人間にはわからないつながりがあったのかもしれません。
老犬は今年で19回目の春を迎えました。人間で言えば100歳前後でしょうか。老ネコも17年目でした。
二匹は一緒に家の裏の丘に埋めてやりました。白い花を咲かせるヤマボウシを、その傍に植えてやろうと思っています。
家のなかの二匹がいつも居た場所と、家族のこころのなかには空白ができたような気がします。

老犬(フー)と老ネコ(ちび)