「住まいの境界を読む」

「住まいの境界を読む」(篠原聡子:著 彰国社 2008)を読み始めました。
「住宅」とは何か、考えなきゃいけないと思っています。それはつまり「家族」とは何かという問題なんだろうと思います。
「家族」について以前まとめて書いたことがありました。(http://d.hatena.ne.jp/uda-24/20090224)「家族」とは近代国家としての日本が発明した制度であり、共同体の喪失によって発見された集団であり、消費社会が生み出した幻想(イメージ)ではなかったかということでした。
「住まい」が完結した「住宅」というユニットになって、周りとの関係を失っても人は生きていくことができるようになりました。
もう一度、この「住宅」というユニットを解体して、社会との関係のなかで捉えなおすこと。それが「住まいの境界を読む」ということなんだろうと思います。

住まいの境界を読む―人・場・建築のフィールドノート
備考 http://www.tostem.co.jp/biz/iest/ienochi/10/01.htm


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