三仏寺奥院投入堂

昨日は暖かい日差しの一日だった。オカダくんと鳥取天皇杯観戦。帰りみち三朝町にて三仏寺奥院投入堂を遠くから望む。道路から見上げると紅葉のあいまにぼんやりと見えた。それは風景の一部になっていた。風景の一部になった人間の仕事とはなんだろうか。それは強い強い意志。
「しかし、緊密でしなやかなそのデザインの構成力の背後には、まぎれもなくおおらかで木太い古代建築の原理がある。・・この宙吊り状態の中の拮抗する力こそが、この建築の意志である。(「日本建築みどころ辞典」より)」
今日は雨が降っている。雨が降る度に山の秋は深まっていく。静かな時間が流れている。この静かな時間に比べるとひとりの人間の仕事なんて小さなものだと思う。風景の一部になるような仕事は現代では不可能なこと。眺める時間の長さが全く違うから。