建築がその場所にあること 

建築は場所に拘束されるし、動かない。
一度決めたらカタチは変えられない。
何より重い物質で出来ているから、とても不自由です。
でも、建築のその圧倒的な不自由さこそが、建築の最大の強度でもあると思っています。
 
遠い記憶のなかにあった建築がそこにあり続けていること、その場所に身を置くことで、誰もが自分という曖昧な存在の自己同一性、連続性を確かめているのかもしれません。
今日はそんなことを感じました。