六本木

明け方、雨音で目が覚める。昨日は汗ばむ陽気のなか草加公園でサッカー試合。ワコチューも本当にいいチーム。2、30代の若い世代の試合は体にダメージが残る。生傷も絶えない。でもやっぱりおもしろい。まだまだやれる。もっとうまくなれる。
疲れた体に、トタンの雨だれの音が心地いい。今日は肌寒い雨の日曜日。思い立って六本木美術館めぐりへ。六本木というとなんか遠いというか、おっくうな気がしてたけど大江戸線を使えばアパートから30分で行ける場所とわかる。まずは初ミッドタウン。今関わっている仕事との関連で、ショッピングモール部分などぼんやり眺める。吹抜け廻りの手摺割付と壁のデザイン、排煙垂壁の関係、防火区画シャッター廻り潜り戸納まりなど。これくらいのことはできるんだよね。誰か見てれば。でも実際それが難しい。
21_21DESIGN SIGHTでは久しぶりに安藤忠雄を体験。小振りながら内部には「あ、安藤さんだ」って思わせる力があった。それに比べると表参道ヒルズにはそんな力が無かったなあ。サントリー美術館ガレとジャポニスム」展はなんかとっても良かった。(て、いうか「ガレ」自体知らなかったんだけど。)まず当時(19世紀半ば)のヨーロッパにおける日本趣味の影響力の大きさに驚く。おもしろいのはこのブームに応答する為に当時の日本ではせっせと「日本美術」を生産し輸出していたこと。このときはじめて日本では「日本」、そして「美術」といった概念が発明されたともいえる(「建築」も)。でもカエルやバッタ、かげろう、鯉を一生懸命描く日本人ってやっぱ独特だね。ヨーロッパではただのゲテモノだったんじゃないかな。でもガレはかげろうが大好き。本当に自分をフランスに生まれた日本人って思ってたかもしれない。ガラスの瓶の作品「蜻蛉(かげろう)・ひとりぼっちの私」に刻まれた「うちふるえる蜻蛉を愛する者これをつくる」というガレの言葉に少し感動。その後、国立新美術館にて「モディリアーニ展」をみる。
まじめな話をすれば東京は「都市」ではない。「都市」とは集まって住む場所のこと。集まって住むことで生まれる色んな活動を支える場所が「都市」。東京は通過交通と私有地の寄集めでしかない。だから都心に計画されたミッドタウンには多少なりとも「都市」的な豊かさを生む場所になってほしいと思う。都心にこれだけ無駄なスペースをつくったことは評価できるんじゃないかな。
今日ついに5年間使っていたデジカメぶっ壊れる。デジカメは必需品だから思い切って帰りに新宿で新しいもの購入。また使い慣れたリコーにした。今度のはシャッタースピードもマニュアル操作できるので暗いところでも撮り易いと思う。10年前に買ったフィルムのマニュアルカメラは今でも健在。そう考えるとデジカメは所詮消耗品だな。まあマニュアルカメラは壊れようが無いけどね。
だらだらと書いてしまった。
だらだら、ミリオンダラーー アホンダラー








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