建築のトポロジー

建築のトポロジー
点の断面(境界)を持つものは線であり、
線の断面(境界)を持つものは面であり、
面の断面(境界)を持つものは立体となります。
 
 
内藤廣さんのグラントワ中庭の水面。
水際が厚さゼロ=エッジ・線 の境界を持つことで、そのことで、その途端に水は純粋な「面」としての性質を持つことになります。
面としての水面は中庭に穿たれた「孔」となって今度は一気に垂直方向の奥行きを生みます。
1日の時間、四季の時間、光や風の変化を映す素材としての水「面」は、物理的な奥行きだけではなくて、自分自身の内面の奥へ降りて行く奥行きを持っているような気もしました。
2011年5月。

 

 

 

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