2010-01-01から1年間の記事一覧

建築について 

うーん 僕もそろそろ建築について考えなきゃいけない。と、いうかもともと僕にとっての建築とは何だったか整理していこうと思います。ようするに、僕はこういう建築をつくりたいんだという態度表明(といったら大袈裟ですが)みたいなものを少しづつでも自分…

メモ100703

今日はユダチくんと松江でのんびりした。ひさびさに食べた松江のラーメン。雨の松江もいいもんだ。雨の音はなんとなく体に心地いい。 仕事の為に過ごす時間がずっと続いている。しかも僕は社交的ではないから、閉じこもりがちになる。だから、たまにはこうい…

幼保統合「こども園」へ

現在幼稚園の改修工事の設計業務を請けさせていただいています。子供の減っている幼稚園を保育所として活用する為の改修です。 幼稚園は学校教育法上の学校。保育所は児童福祉法上の児童福祉施設です。所管も文部科学省と厚生労働省に分かれています。その為…

ronaldinho training before a match

久々のロナウジーニョ。 このレベルのボールタッチはやっぱりすごい。小野もそうだけどリフティングはつま先がおしゃれですな。 とにかくボールに触るのが楽しくてしょうがない感じですね。 http://d.hatena.ne.jp/uda-24/20090326 [サッカー] [フリースタイ…

誤審について

W杯も佳境に入ってきました。誤審が問題になっているけど、カタ苦しくビデオ判定などやめてもらいたい。審判も人間。ミスはある。杓子定規に審判のミスをなくせばサッカーの面白さも減る。語り継がれるエピソードやドラマはそんなところから生まれてきたん…

メモ 100623

現代社会は完成されたシステムの上に成り立っています。現代社会では個人が自由に生きていけます。 近代以前の社会では共同体に属さなければ生きてゆくことはできませんでした。そこでは各身体に役割が与えられ、その役割を果たすことが人生でした。建築に様…

メモ ラ・トゥーレット修道院

ドミノというシステム。ドミノ・・・水平なスラブの積層。 水平なスラブを変形させた斜路。大地の暗喩としての斜路。 ラ・トゥーレットでは斜路が外在している。 大地そのものがそこにある。 荒地そのものがそこにある。ラ・トゥーレットは荒地そのものを抱…

メモ100618

朝から雨模様。10時前、三瓶町。自宅から車で一時間ちょっと。高原の町の風あり。ウサミさんよりご紹介いただいた構造設計のタカハシさんに会う。改修の補強梁の相談。貴重な構造設計の方との出会いを得た。僕と同じように独立間もない同世代の方だった。 …

W杯

日本、勝ったどーーーーー。 誰も期待してないときのほうが、なんかやらかしてくれるんじゃないかと期待しておりました。 98年仏W杯。日本の開幕戦、対戦国アルゼンチンの国歌を聞いた時は涙が出ました。W杯はもちろん、日本代表がアルゼンチン代表と試合…

探査機「はやぶさ」

奇跡としかいいようがない。これはひとつの物語だ。 長い旅からやっと帰ってきて、大気圏で燃え尽きた「はやぶさ」。お疲れ様でした。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100614-00000002-maip-soci 大気圏に突入し、輝きを放ちながら地球に帰還した「は…

夢のこと

明け方見た夢が珍しく記憶に残っていた。 中学校の廊下。すごく立体的な回廊のような中学校。いつもの中学校だ。教室ではひどくたいくつな授業か会議のようなものをやっている。僕は前に出て勇気を出して黒板の図形に水平線を書き足そうとした。設計図の断面…

水と水とが出会うところ

「昨日はいい水と出会ったなあ」おばあちゃんがそんなことをつぶやきました。 昨日はゴールデンウィークということで珍しく家族で出かけました。父親が以前から一度家族で行ってみようといっていた「天の真名井(あめのまない)」という水源と、その水源から始…

メモ100501

世間と同じく僕も今日から連休のつもり。 昼からは友人達と遊んだ。ユダチくんゴウバラくんと松江で合流して堺港までドライブ。五月晴れのドライブ日和。中海がきれいだった。 堺港にある水木しげるロードは大盛況。 大きな資本がつくりだす表面的なテーマパ…

前古市 アトリエ・えん オープニング

僕の家の近所にある大柄な民家のキッチンのリフォームを設計監理させていただきました。 既存の天井を取り払ったとき、大きな火袋の機能を持った、かつてはかまどの上にあった小屋組が現れました。 既存部分がとても良質な日本家屋なので、リフォームする部…

俗ニ生キ 俗ニ死スベシ

ちびとフーが死んだ。 死んで土になった。 でも何かが僕の一部になった。 生きるとか死ぬとかいまだによくわからないけど、死んですべてが無くなるんじゃなくて、何かが残っていくような気がする。別に宗教的な意味ではないんだけど。 初めて死というものを…

図面UP前夜

深夜 明日は現説という切羽詰まった夜 睡魔と疲れがクライマックスを迎え、変なスイッチが入ることがある「仕様書・・・案内図・・・配置図・・・仕上表・・・床面積求積図・・・平面図・・・(へい!めーんず 、グワァシ!、がちょーん)・・立面図・・・断面…

尾原ダム

僕の住む集落の尾根を挟んだむこう側の渓谷で大きなダムの工事が行われています。現場に隣接して生コンのプラントも建造されています。隣接する山がひとつふたつ消えてなくなるほどの砂とセメントを使って24時間体制でコンクリートをつくり続け、24時間…

新大久保のアパート

僕は12年間、新大久保に居ました。大久保の地名の由来とされるクボ地、新宿7丁目。そこは大久保通りから一層分下がった低地です。その低地は木造住宅の密集地で、僕はその中のせまい路地に面した木造のアパートに住んでいました。外壁はリシン吹付け。部屋…

「住まいの境界を読む」

「住まいの境界を読む」(篠原聡子:著 彰国社 2008)を読み始めました。 「住宅」とは何か、考えなきゃいけないと思っています。それはつまり「家族」とは何かという問題なんだろうと思います。 「家族」について以前まとめて書いたことがありました。(http:…

メモ100302

ウチの家に居た老犬と老ネコが3月2日の朝、死にました。 10日ほど前から老ネコが体調を崩し、何も食べることができなくなりました。後を追うように数日後には老犬が寝たきりになりました。 老犬はときどき死と苦しみにおびえているように見えました。そ…

メモ100215

朝6時30分カトウくんと家を出る。肌寒く、外はまだ薄暗い。斐川沿いに出雲まで出て、右手に日本海を眺めながら西へ9号線を走る。お昼前に益田市島根県芸術文化センターグラントワ着。久しぶりに学生時代の気分で写真を撮ったり、簡単なスケッチなど。石…

【夢十夜】 第六夜

夏目漱石原作「夢十夜」の中にある第六夜。 運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでゐると云う評判だから、散歩しながら行って見ると、自分より先にもう大勢集まって、しきりに下馬評をやってゐた。 ・・・鎌倉時代とも思われる。 所が見て居るものは、みんな自分…

スウェーデンからのお便り

昨日から暖かい。暖かいと気持ちも体も楽だ。春の夜の空気みたいで気持ちいい。 何しろ我が家は寒い。寒冷地なのにどこにも断熱材が入ってない。夜は氷点下ですよ。毎晩。 それは設計者の立場からすると強みかな・・空調の無い新宿での生活を十数年送ったこ…

Every Person In New York

NHKの番組でニューヨークの若いアーティスト、ジェイソン・ポーランを紹介していました。彼はニューヨークの街角で博物館でレストランで、毎日せっせとスケッチしています。彼はニューヨークで生活する人たちをみんなスケッチしたいと思っているようです…

旅行記 おまけ ボローニャ  回廊の街

実務が続くので、少し気分転換。 旅行記で触れなかった場所と写真を少し載せてみます。 回廊の街ボローニャ。セリエAのサッカーチーム、ボローニャFCのおかげでその名前だけはずいぶん昔から知っていたけど、都市としての魅力を知り、訪れてみたいと思っ…

メモ100116

奥出雲は先日降り積もった雪も溶け始め、今日は穏やかな日差しも出ている。焦燥感が続いていたけど、少し和らぐ。ま、あせってもしょうがない。午前中は松江にて「しまね住まいづくり研究会」。松江はまったく雪も無くすっかり小春日和。15時過ぎ帰宅。少し…

賀正 2010

本年もよろしくお願いいたします 宇田川孝浩建築設計事務所 宇田川孝浩