GA ギャラリー

GA ギャラリー 学生時代、はじめて世界の建築家の模型や図面、スケッチに触れた場所でした。 模型のつくり方(技法というより、その建築の捉え方そのものが模型になる感じ)や図面の表現に触れることができました。 やっぱりこういう場所があることは大切で…

木の家具

木の家具について、少し勉強しようと思って グラムデザイン 木村さんに聞いたクニトウ家具さんに寄り道。特に椅子のデザインについて勉強しようと思ったけど、そんなもの浅学で身に着くようなものではないですね。 まず建築と身体との距離間が違う。 身体と…

ヘリテージマネージャー養成講座

7月4日 平成27年島根県ヘリテージマネージャー養成講座を受講することにしました。 そもそもヘリテージマネージャーとは何かということからあまり理解できていませんでした。 資料からヘリテージマネージャーとは ・文化財的価値のある建造物等を保存し…

拝啓 小林 澄夫 様

お元気ですか。僕はいつも何かに追われるように落ち着きがなく、もう少しゆったりと自分に自信を持って日々を過ごしたいなと思っています。しっくいの曼荼羅。ありがとうございます。仕事場に貼っていて、ときどきふと目に入ります。すごくいいなあと思いま…

しっくい曼荼羅

小林澄夫(元左官教室編集長)さんから漆喰の曼荼羅が送ってきました。 僕は小林さんの眼差しがとても好きです。 石灰と 火、風、水がもたらす性質の変容が現されています。 そして大地(石灰石)、海(サンゴ)、空(二酸化炭素)を行き来する石灰(炭素)…

150401

春の雨はなんとなく好きです。かえるの声も 草木が一気に芽吹きそうです とはいえ、週末は雨があがるといいですね 2002年に計画していた実家の車庫の計画です。土留を兼ねた高基礎と敷地のレベル差を架け渡す木造の小屋組みを組み合わせています。土地に素直…

150330

地方選挙の関連記事で、 山陰中央新報 雲南支局の記者 早戸さんが取材にこられ、お話しさせていただいたことを記事にしていただきました。個人的には同じ紙面の「原発再稼働の論戦低調」という見出しの記事が気になりました。山陰中央新報は原発再稼働の問題…

宮崎研修旅行_02

150222 視察研修最終日、宮崎県木材利用技術センターを訪れました。宮崎士会会長、士会都城支部のメンバーも同席頂き、綾町綾中学校に続き、飯村先生のご案内、ご説明を受けながら貴重な時間を過ごすことができました。 まずこの宮崎県木材利用センターの施…

宮崎研修旅行_01

しまね木造塾視察研修 1日目 150220 ブログもすっかり書かなくなりました。日々の記録もさることながら、文章をちょこっと書くのもトレーニング。 というわけで、ほとんど写真に頼りながら記録を書きます。 関門海峡。意外と九州と本州の海峡が狭いことに気…

図面

図面というタイトルだけど、特に意味はありません。僕が設計に対して一番自信に満ちあふれてたのは務めて5年目くらい、30歳くらいのときだったかなあ。 当時は高円寺で丸山さん( 丸山保博建築研究所)の事務所でお世話になっていました。ディテールはわか…

宮尾登美子

インフルで寝込んでいた日曜日。 布団のなかでNHKの宮尾登美子追悼番組を観ました。 小説はほとんど読まないけど、このひとの「蔵」や「櫂」は読んでみたくなりました。 近代以前までは、個人の自由、夢や希望といったものよりも家や仕事の継続性が大切で…

賀正 2015

今年はいろいろ新しい挑戦をしていきたいと思います。小さな事務所を建てる計画も進めていきたいと思います。 それからもう少し本を読もう。全くと言っていいほど読んでない。旅にでることはなかなかできないけど、本の世界を旅することはできるはず。 もう…

小林さんへの返信

小林 澄夫 様 前略 寒くなってきました。お元気でお過ごしですか。 「遠州大念仏」「墓誌銘」そして図書掲載「土壁のある風景」いずれも貴重な冊子を送っていただきありがとうございました。お礼に何か僕も文書を描こうと思ったら、おじけずいて描けず今日ま…

伯耆の国巡り 02

今日は「伯耆の国」文化ツアー、 琴浦町の神崎神社。 地元では「荒神さん」の愛称で親しまれ、水産開運、牛馬の守護神として県内外から厚い信仰を集めているそうです。修繕工事中で本殿の小屋組みなどを見ることができました。小屋組みはかなり簡素なもので…

伯耆の国巡り

11月29日「木の聲をきく会」の見学会に足立会長からお誘いを頂き参加しました。「木の聲をきく会」とは県立美術館「木の聲をきく」ワークショップの参加者、企画・運営を支援した協力者・スタッフなどの人々がそのワークショップをきっかけにつくられた…

「住宅」とは何か 05

ひとつの写真は、へんれきする人びとの集まるところを描いた 網野善彦 文 司修 絵の「河原にできた中世の町」から。 もうひとつは現代の住宅地。近代以前の日本にはいろんなひとたちが暮らしていました。住む場所や生業によって、ちがう言葉、ちがう習慣、ち…

基町高層アパート・広島平和記念公園

8月16日 所用にて広島市。奥出雲から2時間ちょっとで着くんですね。雨は上がったけど、蒸し暑い。 NHKで取り上げられたり、難波さんがブログで触れられて気になった基町高層アパートに立ち寄りました。(※自由にアクセスできますが、あくまで住宅なの…

妹島和世さん 講演

パナソニックさんの大規模な新商品内覧会「NEW BOX 2014」会場CONVEX岡山に参加させていただきました。その会場で妹島和世さんの1時間半に及ぶ講演を聞くことができました。島根に帰ってからは建築家の講演を聞く機会がなかなかないのでありがたかっ…

「中国的建築処世術」

中国を拠点に設計活動、研究活動をするお二人(東福大輔+市川紘司)の共著。 中国建築を動かすプレイヤーたち、中国建築が生まれるプロセス、中国式ビルディングタイプ考、日本人が気をつけるべき中国建築事情など。生々しい現場の実務の事情と、その中国特…

「箱の家に住みたい」

今日は思い立って手に取った難波さんの「箱の家に住みたい」を読みました。箱の家-1のクライアントとの臨場感あるやりとりや、箱の家の内装の仕様とその理由など、とても整理されていて、実務者にとっても具体的で参考になる内容もありました(14年前の著書な…

20131231

自分が40歳になる日が来るなんて想像していませんでした。 正月には厄落としがあります。振り返ると20代は建築の勉強。23才で上京し早稲田の夜間の専門学校で3年間建築を勉強しました。その後 高円寺の丸山さんの事務所で実務を学びます。 30才で友…

シェアをデザインする

この本を読んでいて思い出したのは、僕が小さいころ、いつもおばあちゃん達が近所同士何かをおすそ分けしていたことでした。畑で採れた菜っ葉やジャガイモ。秋は柿や栗。誰のものでもない、道端に咲いていた菜の花まで。 これらのものがそっと勝手口に置いて…

スケッチ_131208

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鳥上/クロンマクノイズ/風景

普段 何気なく見ていた鳥上の風景が、たたらの遺構の上に成り立っていたことに驚きました。恥ずかしながら、そんなことを意識したことはありませんでした。 9年くらい前、アイルランドを旅行する機会を得ました。 内陸部を横切るシャノン川のほとり、クロン…

出雲大社 庁の舎

50m近いスパンをプレストレストコンクリートの長大な梁を束ね柱に架け渡した、水平の構築性とでもいうべき不思議な力を持った出雲大社 庁の舎。仮拝殿の為、境内の配置はきゅうくつなものになってしまっていました。 内部の床は一部、小径木の小口を並べた…

しまね木造塾 第三回

平成25年8月24日 第一講座 木造建築の耐震性を考える 後藤正美先生第二講座 小屋においでよ! 中村好文先生 各講座とも大変興味深いものでした。 後藤先生の伝統的な木造建築の耐震性能については実際の仕事でも悩むことがおおいのでリアルなテーマでした…

20130723

新宿7丁目。大久保通りから3層分くらい下がった大きな窪地。その木造住宅が密集する狭い路地に面したアパートの2階。2時か3時か、夜中だったと思います。ゴオオン。ゴオオン。と木製建具のガラスがビリビリ振動するような唸り声。空からのサーチライトみ…

遠い太鼓

以前書いた日記から「松江での大学時代、3年生くらいだったか。それは春でした。缶コーヒーを買う為に夜中に下宿の外に出ると、春の空気のなかに、キンモクセイのにおいに包まれた夜の暗闇に、あてもないまだ見ぬ未来の膨大な時間の予感を感じたことを覚え…

旧島根県立博物館

昨晩は島根県建築士事務所協会通常総会で松江に泊まりました。 旧島根県立博物館の前を通りかかったので、思わず写真を撮りました。 改修後もちゃんと2層のプロポーションを持つピロティが残されていてうれしいです。 ふおおおお。プロポーションがかっこよ…

奈良美智のこと

2005年。横浜トリエンナーレに行きました。 そのときの記憶は夕暮れの横浜港の風景と、その横浜港の風景を眺めた奈良美智+graf の小屋のことだけでした。 現代美術はよくわからなかったけど、奈良美智+graf の小屋が印象に残りました。 奈良美智の画は…